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『日本絹の里紀要 2020 第23号』への寄稿

2021-07-11

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 1ヶ月ほど前になりますが、『日本絹の里紀要 2020 第23号』が発行されました。日本絹の里は、群馬県にあるシルクの総合博物館です。この博物館では紀要が発行されており、ミュージアムショップで購入できます。

私は今回の号に寄稿させていただきました。私は研究者ではありませんから、このような機会をいただくことは無いため、嬉しく思いました。お話をいただきました関係者の皆さま、ありがとうございます。

 


 この最新号には、2020年の日本絹の里大学の講師をした研究者、作家等が寄稿しています。現在開催中の特別展『友禅作家 永井與子展 〜悠久の時を超えて〜着物から染絵に』(7月12日まで)の永井與子さんも寄稿されており、友禅の制作工程が細やかに解説されていますので必見です。他、昨年の特別展『江戸の押絵羽子板と上州歌舞伎文化』が面白い内容でした。拝読して、この展示には伺わなかったので、今ごろ残念に思っています。


 そして、私の寄稿は『上州座繰りとその糸について』です。私が上州座繰りに関心を持った理由、一般流通している製糸工場の製造工程の解説、赤城の上州座繰りのこと、上州座繰りとその糸について書きました。

言い訳は悪ですが、原稿を提出したときは何度も読み直して良いと思ったのに、時間が経過し、発行された文章を冷静に読むと反省点がいっぱいです。群馬県の上州座繰りの抱合装置の変遷については、これまでいろんな論文や寄稿、昔の書籍を読んでいますが、この視点で年代を追ってまとめたものは、私は読んだことがないので、自分で満足しています。全体の反省として、文章で全て表現しようとしたのは下手でした。今後の課題です。こんなに書いたら、手に取ってもらえないかな ... でも、良かったら読んでください。